バッハ – 『音楽の捧げ物』 ケーゲル&ライプツィヒ放送交響楽団

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バッハ音楽の捧げ物は大変好きな曲で何枚ものCDをもってた。大分処分してしまったが...
その昔リヒター、ミュンヘンバッハ管弦楽団のものから聴き始め、その厳しく張りつめたような演奏に心が引き締められる思いをした。そして、いつの頃からか夏が終わり秋を感じると、夏の華やかさが終わり、これから秋、冬と落ち着いた季節、厳しい季節に向かっていくという心境からか、この曲を聴きたくなるようになった。
その後、ミュンヒガーのどろどろした演奏やマリナーの醒めた演奏を聴いたが、理非他ーを凌駕するものはなかった。しかしブーレーズのヴェーヴェルン全集のなかにヴェーヴェルン編曲のこの曲の一部の演奏が入っていて、管楽器による色彩感豊かな演奏に心を惹かれた。それで管楽器による演奏というのを探し求めたのだが、カナディアンブラスのものしか入手できなかった。演奏が明るすぎてどうもなじめなかった。その後、一人住まいをしているときに、秋を感じてこの曲を聴きたくなりCDショップにいったのだがリヒターのものがなく、やむなくグスタフ・レオンハルトのものを買った。どうも響が違うと思っていたのだが、何度も聴いている内にこの演奏が気に入るようになった。後に古楽器による演奏であることを知り(輸入盤ばかり買っているのでライナーなど読まない癖がついている)古楽器もいいものだと思うようになった。数年後改めてリヒターを聴いてみて、こんなに厳しい演奏しなくてもいいのではないかと思うようになった。その後もゲーベル、クイケンの古楽器による演奏を聴いたが、レオンハルトに及ばないと感じた。最近ジョルディ・サバールの演奏を聴いて、また改めてこれが一番という気がしている。録音の性もあるかもしれないが響が鮮明で一音一音を大切にしているという感じがした。
それで、古楽器の演奏ばかり聴いてきたのだが、HMVのメルマで、このCDを見つけてまた買ってみようかなという気になっているところだ。
既にこの演奏を聴いた方には感想を聴かせていただきたい。

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