調子が悪いから、少しでも気の休まる音楽を聴こうと思い
思いついたのはグールドのバッハ
初めて聴いた時の印象が強かったのがパルティータ
第1番の出だしが何ともきれいなんだ
ピアノの繊細な音
今でも、気持ちを落ち着かせようと思う時にはよく聴く
録音データを見ると第1番が1959年録音となっている。
グールドは存命中に聴いていて、死亡したのが50歳という若さだったせいか、
何となくまだ最近の人という感じがしていたが、もう、55年前に録音された
ものなのだな。
全てに抑制が効いている。非常に軽やかなタッチなのだが、決して軽薄にな
らない。そこにメロディーが浮かび上がってくる。
音と音が有機的に繋がっているような感じで、結束感がある。